アドビは1月27日、「Adobe Experience Manager as a Cloud Service」のデータセンターを国内に開設したことを発表した。これは、北米での2拠点、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)での2拠点、オーストラリアでの開設に続いて、世界で6つ目のデータセンターとなる。
Adobe Experience Manager as a Cloud Serviceは、クラウドベースの顧客体験管理ソリューションで、国内では2020年1月に提供を開始している。機敏性の高いコンテンツ管理(CMS)、デジタルアセットマネジメント(DAM)、デジタルサイネージ管理のアプリケーションを統合することができ、国内の製造業、通信会社、保険会社など幅広い業界で導入が進んでいるという。
今回のデータセンター開設により、国内でAdobe Experience Manager as a Cloud Serviceを利用している企業は、コンテンツ編集ユーザー側の製品のパフォーマンスが向上する。また、規制の厳しい業界や機密性の高い情報を扱う企業でも、国内でコンテンツやデータを保存、管理しながら、顧客体験管理基盤を構築できるとしている。
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