KDDIとStation Digital Mediaは、つながるクルマやIoTデバイスなど、通信からサービスプラットフォーム・モバイルアプリケーションまで、KDDIがワンストップで海外展開していくため、1月29日に資本業務提携契約を締結した。またKDDIは、KDDI Americaとともに、Station Digital Mediaが発行する株式の一部を取得し、KDDIの持分法適用関連会社化している。
KDDIは、「IoT世界基盤」(デバイスに搭載された通信機を世界各国の回線にシームレスに接続するプラットフォーム)や、「グローバル通信プラットフォーム」(車載通信機を搭載した車両の位置情報から国や地域ごとに選定した通信事業者への自動的な接続と通信状態の監視を、統合的に行う)など、全世界で約1,600万を超える法人向けIoTデータ通信回線を提供しているという。
Station Digital Mediaと提携することにより、通信デバイスから先の通信ネットワークやIoTサービスプラットフォーム、モバイルアプリケーションまで、コネクティッドサービスをワンストップで提供できる体制を構築する。また、つながるクルマやIoTデバイスおよびエンドユーザー向けのアプリケーションから蓄積したデータを活用し、新たなビジネスの創出や展開をグローバルレベルで促進するとしている。
業務提携概要
つながるクルマやIoTデバイスのサービス提供に向けて、以下に取り組む。
- コネクティッドサービス向けアプリケーションの企画・開発
- コネクティッドサービスプラットフォームの構築
- 国内外の自動車メーカー、様々な業界への顧客開拓、事業展開
3社は本提携を通じて、世界中の自動車メーカーや様々な事業領域の顧客と協力して、人とクルマやIoTデバイスの接点を拡大させ、顧客体験価値を高めるIoTサービスの普及に貢献していくという。
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