NTTデータ、NTTデータソフィア、ジェネクサス・ジャパンは、ローコード開発を採用した新たな営業店システムを構築し、2020年10月からの一部機能を試行。りそなホールディングスにおけるデジタル化施策の一環として、2021年4月から順次利用開始予定であることを発表した。
本システムでは、従来金融専用端末で行っていた業務量のうち70%を汎用端末(PC、タブレットなど)で可能とすることで、金融専用端末を半減しているという。また、オープンでライトなシステム構成とするとともに、ローコード開発ツール(GeneXus)の採用により、生産性の向上と開発期間の短縮を実現したとしている。
開発にあたっては、NTTデータソフィア主導で2019年6月からPoCを実施し、新システムへの適用可否や生産性を評価。結果として、従来実績から想定する工期(16ヵ月)の半分以下である7ヵ月という短期開発を実現する見込みが立ったこと、十分な生産性を確認できたことから、新システムとしての採用に至ったという。
特長
- 従来金融専用端末で行っていた業務量のうち70%を汎用端末(PC、タブレット)で可能とすることで、金融専用端末を半減
- パッケージ製品ではなく、オープンでライトなシステム構成とするとともに、ローコード開発ツール(GeneXus)の採用により、生産性の向上と開発期間の短縮を実現、かつ、ソフトウェア資産の長期利用が可能
今後は、店頭の事務処理をデジタル化により極小化し、時間・人・スペースの創出と高い機動性により、りそなホールディングスにおける新たな業務運営体制である、「お客さまに向き合う業務運営体制」の実現に貢献するとしている。
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