日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は、国内SIerおよびISVのソリューションやソフトウェアにおけるコンテナ利用拡大を目的とした「コンテナ共創センター」を4月1日に立ち上げ、エルテックス、JTP含む50社以上のSIerとISVが参加したことを発表した。
コンテナ共創センターは、国内SIerとISVを対象にしたコンテナ利用拡大のためのエコシステムで、SIer、ISVとテクノロジー・ベンダーの共創を促進するものだという。主な活動内容は、日本IBMおよび参加企業の技術アドバイザーによるコンテナ開発に向けた技術アドバイス、検証用のコンテナ基盤の無償提供、ソリューションの運用自動化や販路拡大に向けた各種パートナー支援プロジェクトとの連携の促進だとしている。
また、参加企業と共に運営するコンテナ技術を基礎から学べるオープンな勉強会を開催し、最新のクラウドネイティブ技術に関する情報や企業におけるコンテナ活用事例を共有。これにより、参加企業は、自社ソリューションのコンテナ化の早期実現、コンテナ化以降のモダナイゼーションの実現、自社の開発者のスキル向上を目指すことができるという。
日本IBMと参加企業はコミュニティーとしての活動を積極的に展開し、エコシステムのさらなる拡大に向けて取り組んでいくとしている。参加を表明したエルテックスでは、既存EC系アプリケーションのコンテナ化の検討が進んでおり、市場展開の加速に向けた協業を構想しているという。また、JTPは、コンテナ技術アドバイザーとして、コンテナ化に関するテクニカル・サポートや運用サービスに関するコンサルテーション・サービスの提供も検討している。
今後、月に一回開催する予定の勉強会では、クラウドネイティブ技術に精通した講師による、基礎から学べるコンテナ技術の解説や、参加企業同士の事例共有、販路拡大を促進し、コミュニティーの活性化を図っていくという。
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