パロアルトネットワークスは、4月12日、クラウド配信型セキュリティプラットフォーム「Prisma Access」の最新版「Prisma Access 2.0」を日本市場で提供を開始した。
Prisma Accessは、テレワークに必要なクラウド・セキュリティ機能を配信する単一のクラウドプラットフォーム。Prisma Access 2.0では、データセンターやクラウド接続におけるスループット性能を競合ソリューションの約10倍に向上させるとともに、セキュリティアップデートを競合ソリューションの約25倍となる1日あたり430万件に向上させることでユーザーとデータの安全性を高めているという。
また同最新版では、どのような場所からでも業務を実行できるよう、ネットワーク問題の自動修復、機械学習ベースのゼロデイ攻撃防御、クラウドセキュアWebゲートウェイでの明示型プロキシの追加および新たなクラウドベースの管理機能などを強化している。
主な機能強化
- クラウドベースの管理機能の強化:クラウド管理機能において、リアルタイムな セキュリティアップデートとセキュリティ対策を強化した
- 自律型デジタルエクスペリエンス管理機能(DEM):テレワーカーの快適な業務環境を確保するために、ネットワーク問題を自動修正する自己修復インフラストラクチャを追加
- 機械学習を活用したゼロデイ攻撃防御:インライン機械学習を使用して、未知のゼロデイ攻撃をリアルタイムで防止する機能を追加した。大量のテレメトリデータを分析し、セキュリティポリシーを自動推奨することで、セキュリティチームより迅速に脅威に対応できる
- クラウドセキュアWebゲートウェイ(SWG)の強化:クラウドセキュアWebゲートウェイに明示型プロキシを追加。ネットワークアーキテクチャを変更せずに、従来型プロキシソリューションからWebだけでなくアプリ、ポート、プロトコルのすべてを保護するPrisma Accessに移行できる
- APIベースのサービス統合プラットフォームCloudBlades:SASE全体にわたってサードパーティサービスを統合するためのプラットフォームCloudBladesを追加した。認定されたサードパーティのセキュリティサービスやインフラストラクチャサービスを容易に統合することができ、第一弾として主要なリモートブラウザ分離(RBI)サービスとの連携を提供する
その他にも、センサーやアプライアンスを追加購入することなくIoTの脅威から保護する、IoTセキュリティ機能などを追加しているという。
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