日本オラクルは5月13日、日本電気(以下、NEC)が、「Oracle Fusion Cloud Unity Customer Data Platform(Oracle Unity)」と「Oracle Fusion Cloud Maxymiser Testing and Optimization(Oracle Maxymiser)」を採用したことを発表した。NECは、オラクルがSaaSとして提供するカスタマー・データ・プラットフォーム(CDP)を採用することで、分散された顧客データを統合、最適化された顧客プロファイルを活用し、よりパーソナライズされたマーケティングや営業活動をマルチチャネルで展開していくという。
NECが両製品を採用したポイント
- 業界別データ・モデルが事前に定義されており、短期間で構築・運用開始が可能
- 自動検知アルゴリズムを用いて、異なるデータのソース群からルール・ベースで統合マスター・レコードを自動生成でき、かつ従来データも保持されるため、多様なデータ活用を実現
- セグメンテーションにSQLやプログラムが必要ない点に加え、マーケティングや営業管理システムと円滑に連携できるため、マーケティング担当者が使い易いユーザー・エクスペリエンスを提供
NEC 執行役員 兼 CMO(チーフマーケティングオフィサー)榎本亮氏は、「NECでは、『Oracle Eloqua』を活用してアカウント・ベースド・マーケティングを実践してきました。現状の取り組みをさらに拡張し、サービス型事業へのシフトを加速していく上でも、『Oracle Unity』と『Oracle Maxymiser』を活かしたデジタル基盤の強化を行い、顧客360度ビューを構築し、それらの情報を顧客とのあらゆる接点で最大限活用していきます。常に進化するオラクルのクラウド・サービスのメリットを享受しながらデジタル・マーケティングのさらなる強化を図っていきます」と述べている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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