米現地時間4月21日、オラクルは「GoldenGate」テクノロジーをフルマネージド・クラウド・サービスとして提供することを発表した。本サービスを利用することで時間や場所を選ばずに、データをリアルタイムに分析できるようになるとしている。
新しい「OCI GoldenGate」サービスは、オペレーショナル・データベースと分析データ・ストアのイベントベースのデータ統合に独自の方法で対応しているという。従来型のツールは、オペレーショナル・データの統合と、アナリティクスのためのデータ・エンジニアリングのいずれかを扱う。一方「OCI GoldenGate」では、ミッション・クリティカルなオペレーショナル・データ・ストアだけでなく、リアルタイム・データ・ウェアハウス、データ・レイク、ストリーミング・アナリティクスにまったく同じテクノロジーを適用できるとしている。
オラクルのミッション・クリティカル・データベース・テクノロジー担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるホアン・ロアイザ(Juan Loaiza)氏は、「『Oracle GoldenGate』は、Fortune Global 100企業の84%を含む世界の数千社のお客様に利用されている信頼性に優れたデータ統合ソリューションです。オラクルは、エンタープライズで豊富な実績を有する『Golden Gate』テクノロジーをクラウド・ネイティブで柔軟性に富んだサービスとして提供し、使いやすく、統合された、オペレーショナルと分析のリアルタイム・データ・ファブリックをお客様に提供します。競合クラウドで提供されているオプションと比較して、このサービスはデータ統合ソリューションの作成に要する時間とコストを半減させます」と述べている。
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