三菱商事とNTTデータ、NTTデータのブラジル子会社everis Brasil Consultoria de Negócios e Tecnologia da Informação(以下、everisブラジル)は、グローバルでのRPA活用について提携を開始することを発表した。
3社は昨年5月より先行して、中南米地域でのDX分野での協業を開始しており、中南米地域にとどまらずグローバルでの三菱商事グループ(以下、MCグループ)のDX推進および、MCグループとNTTデータグループが有する顧客基盤を活用したRPA「WinActor」の営業活動で連携するとしている。
NTTデータは2024年末までに海外の企業・行政機関向けに5000ライセンスの提供を計画しており、MCグループとの連携により実現を加速させるという。
また、2019年12月に三菱商事と日本電信電話(以下、NTT)は産業DX推進に関する業務提携について発表後、オランダの位置情報サービスプロバイダーのHERE Technologiesへの共同出資を行っている。これにより、食品流通分野で合弁会社「インダストリーワン」を設立するなどの取組を進めてきたとしている。
さらに、同業務提携の中では、三菱商事の事業現場発のトランスフォーメーションをNTTデータのデジタル技術により実現していく取組も進めている。TradeWaltzでブロックチェーンを活用しMCグループなどでの貿易手続き電子化に着手したことに引続き、三菱食品やメタルワンでも導入されている、「WinActor」を活用することで、業務効率化やプロセスの改善に取組んでいるという。
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