米現地時間7月1日、Datadogは、Salesforceプラットフォームとのインテグレーションを発表した。
本インテグレーションにより、Salesforce管理部門は誰がデータにアクセスし、どのようなアクションをしているかを可視化することで、ユーザーの不自然な動きやデータ侵害の可能性をプロアクティブに特定できるようになるという。
DatadogとSalesforce Real-Time Eventsのインテグレーションによる効果
- リアルタイムユーザーモニタリング:ログイン・ログアウトの振る舞いを可視化し、ユーザーが作成、アクセス、更新、削除したオブジェクトを追跡できる
- プラットフォームAPIアクティビティを可視化:SalesforceのSOAP、REST、Bulk APIの使用状況を表示する
- 脅威検知:事前に作成した検知ルールを利用して、不審なレコードエクスポートや無効アカウントからのログイン試行など、Salesforce org内での怪しい振る舞いをプロアクティブに特定できる
- 初期設定のまま利用できるSalesforceダッシュボード:Salesforceの監視および脅威検知データをすべて専用のダッシュボードに表示する
Datadogの製品管理担当シニアディレクターであるマイケル・ゲルシュテンハーバー(Michael Gerstenhaber)氏は、「Salesforceのデータは極めて機密性が高く、セキュリティ部門とSalesforce管理部門が、潜在的な問題を協力して特定しなければなりません。今回のインテグレーションは、データを安全な状態に保つために必要な監視およびセキュリティ機能を提供します」と述べている。
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