米現地時間3月31日、Datadogは、ネットワークパフォーマンスモニタリング(NPM)をWindowsに拡張することを発表した。
同社のNPMは、複雑なネットワークアーキテクチャに分散するトラフィックから重要なアプリケーション依存関係を導き出します。その結果に基づいて、アプリケーションパフォーマンス、インフラストラクチャロード、ネットワーク関連コストにマイナスに働いているレイテンシーと非効率な部分を特定することができるという。強化された機能を利用することで、企業はオペレーティングシステムが混在するネットワーク全体を監視でき、可視性が提供されるとしている。
Datadog のネットワークパフォーマンスモニタリングは、オンプレミスとクラウド環境に分散したトラフィック全体を監視できるため、企業は以下のことが可能になるという。
- コストとパフォーマンスのボトルネックを特定:サービスとクラウドリージョンの間の予期せぬ通信や高コストな通信を特定し、ネットワークの接続性とレイテンシーの問題が集中している箇所を迅速に特定できる
- 根本原因の特定:アプリケーションとインフラストラクチャの問題が、不完全な依存関係、コネクションプーリングの構成の誤りなどが、クラウドプロバイダーのサービス停止の根本原因になるタイミングを特定可能
- 全セクションのエンジニアに可視性を提供:接続データはアプリケーションレイヤーで可視化されるため、ネットワーク、アプリケーション、サイト信頼性の各エンジニアが同時に分析し、理解できる
Datadogの製品およびコミュニティ担当バイスプレジデントであるイラン・ラビノビッチ(Ilan Rabinovitch)氏は、「Datadogインフラストラクチャ、アプリケーション、ネットワークからセキュリティに至るまで、Windows Serverの稼働状態のあらゆる側面を分析することで、Windows Serverのワークロードを監視する範囲を広げました。新たなサービスにより、アップストリームのコードエラー、ネットワークトラフィックの混雑、リージョンの停止状態など、Windows Serverのお客様すべてがアプリの問題の根本原因の特定に役立てることができるようになりました」と述べている。
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