Gartnerは、全世界における2021年の5Gネットワーク・インフラストラクチャの売上高が、2020年の137億ドルから39%増の191億ドルに達するという見通しを発表した。
通信サービス・プロバイダー(以下、CSP)の5G売上高を地域別に見ると、北米では、ダイナミック・スペクトラム・シェアリング(DSS)やミリ波帯基地局の導入が進むこともあり、2020年の29億ドルから2021年には43億ドルに拡大すると予測。西欧では、認可型周波数、モバイル・コア・インフラストラクチャの近代化、規制プロセスの遵守を優先し、2020年の7億9,400万ドルから、2021年には16億ドルに増加する見込みだとしている。中華圏においては、2020年に74億ドルであった売上高が2021年には91億ドルに達する見通しだという。
また、商用化可能な5Gサービスを提供するCSPの割合は、2020年の10%から2024年には60%に拡大するとし、5Gへの投資は2021年にLTEおよび4Gを上回ると予測している。
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