Cloudflareは、サーバー側としては初となる「Early Hints」サポートの実装を発表した。
本サポートは新しいインターネット基準であり、追加料金なしにネットワーク上のウェブサイトを30%高速化。また、主要なブラウザとの連携により、インターネットの待ち時間を削減し、企業やインターネットユーザーにより高速でシームレスな体験を提供するとしている。
今回の実装にあたり同社は、ブラウザと直接連携することにより、ウェブサイトをロードするための手順を簡略化し、待ち時間を削減する手法に注目。Early Hintsをブラウザに付与することで、処理が完了するまでサーバーを待機させ、処理完了後にページをロードさせるのではなく、前もって重要な要素のロードを開始するようブラウザに通知するという。
これにより、ユーザーがURLを入力してからウェブサイトのロードが完了するまでの待ち時間が短縮。また、同社のグローバルネットワークが持つ規模、速度、機械学習を活用することで、サーバーに追加のアクションを要求することなく、処理を実行できるとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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