セールスフォース・ドットコムとアリババクラウドは9月16日(米現地時間)、中国における多国籍ブランドの事業成長を支援するため、「Salesforce Social Commerce」の提供開始に向けた合意を発表した。
本製品は、ソーシャルコマースの成長を念頭に置いて構築。企業が中国における店頭のデータを一元管理できるよう支援し、現地の主要なシステムとの連携を可能にするという。
Salesforce Social Commerceの製品詳細
拡張性と安全性
- アリババクラウド上に構築され、中国国内でホストされることを想定。また、現地のデータレジデンシーに関する規制とコンプライアンスに対する顧客の懸念にも対処
- APIファーストの手法で構築。ブランド固有の市場ニーズに合わせて製品を拡張することが可能
中国向けに構築
- 製品ローンチにともない、ソーシャルネットワークのミニプログラムや「.CN」の中国ドメインのWebサイトなど、中国固有チャネルでのEコマースをサポート。顧客の注文管理システム(OMS)、商品情報管理システム(PIM)、配送業者など、主要なデジタルコマースシステムと連携する予定
- 標準的な決済処理として、アリペイなど現地の決済システムにも対応する予定
【関連記事】
・セールスフォース、企業向けヘルスケアサービス「Health Cloud 2.0」を発表
・セールスフォース、Slack連携強化などにより「デジタル本社」実現をサポート
・セールスフォース、Sales Cloud分野における3つの新たなイノベーションを発表