Oktaは、カスタマーアイデンティティとアクセス管理(CIAM)製品の新機能を発表した。
3つの新機能
- Device Authentication Grant:スマートTVアプリ、スマートスピーカー、キオスク端末など入力制限のあるデバイス、共有デバイス、IoTデバイスにおけるエンドユーザーの登録とアクセスを簡素化し、安全性を高めることで、ユーザー体験を向上させ、放置された登録を減らし、インターフェースに関係なく利用者のセキュリティを向上させる
- Branding:ログインページ、エラーページ、メールテンプレートに一貫したブランディングを施すことで、開発者の時間を無駄にすることなく、自信をもってコミュニケーションを図り、稼働するまでの時間を短縮することができるという。また、カスタムコードを追加することなくブランドテンプレートを取り入れることができるため、簡単に導入可能だとしている
- Custom Administrator Roles:どのユーザーが何にアクセスしているかというガバナンスに費やす時間を減らし、ビジネスを促進するための課題に集中することができるという。管理者がユーザー、グループ、アプリケーションを管理するための詳細なロールを作成することで、スーパー管理者は最小特権の原則に従うことが可能。それぞれの組織構造に合った柔軟な管理手法を簡単に適用でき、各管理者が必要とする適切なレベルのアクセス権を保持できるとしている
また、OktaとAuth0は、企業が利便性を損ねることなく、カスタマージャーニー全体におけるセキュリティ、ガバナンス、プライバシー、エンゲージメントポリシーを重ね合わせることで、顧客向けのデジタル体験の導入を可能にするという。さらに、各プラットフォームの成長と、様々な活用事例にもたらすメリットがあるため、Oktaは両プラットフォームに投資を続けていくとしている。
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