ライオンとNTTデータは、ライオンの「4つの提供価値領域[※1]における成長加速」を図るため、2022年1月よりDX推進に関する業務提携を開始すると発表した。両社は、2021年4月からDX推進に向けた戦略策定でも、ともに取り組んでいるという。
同提携では、ライオンの中長期経営戦略フレーム「Vision2030」の実現に向け、NTTデータのデジタルサクセスプログラムを活用。ライオンが目指す習慣づくりを実現するデジタル基盤の構築と、同基盤を活用した事業変革に向けて、DX推進プロセスの確立・展開、人材開発の強化を行うとしている。
今後、ライオンはデジタルを活用することで成長に向けた事業基盤への変革を推進。NTTデータは、ライオンの事業パートナーとしてヘルスケア領域の先進的知見とDX推進事例を蓄積して、様々な顧客に展開していくという。
[※1]オーラルヘルス、インフェクションコントロール、スマートハウスワーク、ウェルビーイング
概要
DX推進プロセスの確立・展開
NTTデータが開発したデジタルサクセスプログラムを活用し、4つの提供価値領域において自律的にDX戦略立案、実行、定着化に取り組むとしている。既存事業の高度化や次世代ヘルスケアにおける新事業の立ち上げも見据え、事業変革を進められるようにするという。また、DX推進プロセスを確立することで、事業環境や注力事業の変化に応じて速やかにデジタル基盤を進化させられる体制を作りあげるとしている。
人材開発の強化
ライオンのデジタル人材育成プログラムの整備を視野に、ライオン社員専用の講習を開発するなど、DXを推進する多様な人材の育成に取り組むという。また、両社社員の相互交流などから、データ活用の必要性の浸透などの意識の醸成を図るとしている。
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