GINZAFARMは3月11日、宮城県栗原市・石巻市で行われているスマート農業実証において、パプリカの収穫量をAIで予測するため、新たに「レール対応型FARBOT」を開発したと発表した。
今回の実証では、ハウス内のすべてのレーンでレールが敷設してあり、その走行を可能にするため車輪構造を新設計したという。「FARBOT」には左右両方2台のカメラとAIプログラムを搭載し、撮影しながら解析。
また、映像を高精度に保つため走行速度をセンチメートル単位/秒で制御し、AIによる収穫量のカウントではパプリカの生育状態(熟度)の色味により段階に分けて計測する。
同システムは自動走行スイッチをONにするだけで、収穫物のカウント作業を開始から終了まで自動で行い、収穫数量と時期を自動で予測することで、農業従事者の作業時間が削減されるという。
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