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DB Online Weekly

「ビッグデータとは?」から「ビッグデータ、どう使ってる?」へ―2012年DB Online的年頭所感


遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。昨年は何事においても厳しい環境で、今年こそはなんとかそれを乗り越え、少しでもビジネスが前進、飛躍できればと考えている人も多いことでしょう。DB Onlineも当初は、年度始まりの4月くらいをターゲットにオープンしようと考えていたのですが、さすがにそれはかなわず。震災後の大きな混乱の中でのスタートでした。ばたばたと時が過ぎ、手探りで情報発信を続け、データベースだけをキーワードに続けていけるのかという不安もありましたが、なんとか新しい年を迎えることもできました。これも読者の方々の存在があってこそ。

2012年はビッグデータから

 さて、今年はデータベースを取り巻く世界で、いったいどのような変化が起きるのでしょうか。昨年末にも指摘しましたが、「ビッグデータ」がその1つのキーワードになることは間違いないでしょう。昨年まではビッグデータとはなんぞや、ということが話題の中心だったかと思います。今年は、より具体的にビッグデータを活用するとはいったいどういうことなのか、さらにはビッグデータと既存システムをどう連携させ既存ビジネスプロセスの中で活用すればいいのかといったことが話題になると考えています。

 ビッグデータを扱うためのテクノロジーももちろん重要ですが、ビッグデータそのものを自社のビジネスプロセスの中でどう扱えば新たな世界が開けるかを考えるでき時に。そうなると、あらためてBusiness IntelligenceやBusiness Analyticsといったことに注目する必要もありそうです。ということで、今後ビッグデータがどこに向かっていくかを占うイベント「IT Initiative Day 2012 / Big Data & Business Strategy」を1月23日に開催します。ビッグデータを活用するにはどうしたら良いか、そのヒントをお伝えできればと考えています。

ビッグデータは関係ないという人は

 とはいえ、自社のビジネスにはビッグデータなんて関係ないと感じている人も多いのでは。そんな人は「クラウド上のデータベースサービス」を気にかけてみてはいかがでしょうか。昨年はAmazon Web ServicesのAmazon Relational Database ServiceにOracleが追加されたり、HerokuがPostgreSQLのDaaSを発表したりと続々と新たなクラウド上のデータベースサービスが登場しています。今年はOracleも参入するし、すでに提供されているSQL Azureのサービスも拡張されているようで、利用者にとっては一気に選択肢が増えています。小さい投資ですぐに始められるクラウド上のデータベースサービス、その利用が本格化するのが2012年となりそうです。

 データベースだけでなく、クラウドは引き続き2012年も注目すべきキーワードでしょう。災害対策の1つの方法としても、クラウドは考慮対象になるわけですし。たんにCRMなどのクラウド上のサービスを利用するかしないかだけでなく、自社が抱えているITの課題がクラウド環境に移行すると解決できるのかもしれない、といった発想で幅広く評価してみる必要があるのかもしれません。

 DB Onlineではビッグデータ、DaaSはもちろん、基本に戻ってデータベース入門、SQLとは?的なことも今年はどんどん取り上げていきたいと考えています。今年も1年、よろしくお願いします。

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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