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Microsoft アポロ計画 Azure Everywhere パートナーアワード(AD)

「Azure IoT PoCキット」で今すぐ手軽にIoTを体験―東京エレクトロンデバイス

 日本マイクロソフトは現在、四半期ごとに「アポロ計画」と呼ばれるプロジェクトを実施している。これは、Microsoft Azureの価値を社外に広く発信すべく、同社の全社員が何らかの形で顧客に対してMicrosoft Azureの魅力を発信・提案するというもの。去る2017年2月22日、23日の2日間に渡り開催された第2回 アポロ計画の特徴は日本マイクロソフトの社員だけでなく、同社のAzure Everywhereパートナー企業が参画し、Microsoft Azureを使ったサービスやソリューションを広くアピールした点にある。Azure Everywhereとは、ビジネスをクラウドに展開する際に抱えるさまざまな不安や課題を抱える企業を対象に、ニーズに応じて選べる検証メニューを提供するプログラムだ。実に80社以上のAzure Everywhere パートナー企業から100近いソリューションが提供されている。

 このAzure Everywhereパートナー企業が今回のアポロ計画に参画し、「Microsoft Azureに興味はあるものの、どう活用していいか分からない」「導入を検討しているが、効果のほどが見えない」というユーザーに対して、Microsoft Azureの価値を手軽に知ってもらえる自社の技術検証サービスや訪問型ワークショップを提供した。そして、アポロ計画期間中に特に好評を博した3社のサービスが、今回のアポロ計画で特別に表彰を受けた。このコーナーでは、受賞した3社のサービスについてお届けする。第1回目に紹介するのは、東京エレクトロンデバイスの技術検証サービス「Azure IoT PoCキット」だ。

Azureを活用したIoTソリューションをパートナー企業とともに実現

 東京エレクトロンデバイスは、半導体製造装置メーカー大手の東京エレクトロンのグループ会社で、半導体・電子デバイスおよびICT製品の専門商社として、製造業をはじめさまざまな業界に製品・サービスを提供している。同社 IoTカンパニー バイスプレジデント 福田良平氏によれば、同社とマイクロソフトの協業の歴史は古く、20年以上前にまでさかのぼるという。

東京エレクトロンデバイス IoTカンパニー バイスプレジデント 福田良平氏
東京エレクトロンデバイス 
IoTカンパニー バイスプレジデント
福田良平氏

 「デバイスに組み込まれるOSとして『Windows Embedded OS』を1993年から販売代理店として扱っており、その過程でマイクロソフトさんとは密接な協業関係を築き上げてきた。さらに近年では、デバイスメーカー・商社としてIoTのソリューションに力を入れているが、IoTの仕組みを実現するにはどうしてもクラウドは不可欠。Microsoft Azureと深くかかわるようになったのは、自然な流れだった」(福田氏)

 同社は自社のIoTソリューションにMicrosoft Azureを採用するのみならず、2016年には「Microsoft Azure Cloud Solution Provider(CSP)」プログラムに参画し、Microsoft Azureのディストリビューターとして、リセラー企業が自社製品とMicrosoft Azureを組み合わせたIoTサービスを開発・販売できるよう、月額課金システムおよび技術サポートの提供を開始している。

 こうして、従来から取り扱ってきたデバイス製品にクラウドサービスを加え、さらにデバイスとクラウドの間でセキュアにデータをやりとりするためにEmpress社のソリューションを新たに導入することで、同社は「下回りのデバイスから、クラウド環境上でのデータの蓄積・可視化・分析まで、IoTのすべてのスタックをパートナー企業とともに網羅できるようになった」(福田氏)という。

次のページ
IoTでなにをする?―アイディアを喚起するためのAzure IoT PoCキット

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この記事の著者

吉村 哲樹(ヨシムラ テツキ)

早稲田大学政治経済学部卒業後、メーカー系システムインテグレーターにてソフトウェア開発に従事。その後、外資系ソフトウェアベンダーでコンサルタント、IT系Webメディアで編集者を務めた後、現在はフリーライターとして活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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