今回の提携におけるそれぞれの役割は次のとおり。
・Skymindは、Java、Scalaで書かれた商用グレードで、オープンソースの分散ディープラーニング・ライブラリである「DL4J」の商業的サポートを行っている。膨大なデータのなかにあるパターンを認識し、実用的なインテリジェンスを提供する。
・クラウディアンが開発提供する「CLOUDIAN HYPERSTORE」は、スケールアウト型のオブジェクトストレージ製品。ディープラーニングのトレーニングに使う膨大なデータを経済的に処理・保存できる、容量制限を気にせず拡張可能なストレージシステムをオンプレミスのデータセンターに提供する。
最初の連携ソリューションは、ネットワーク攻撃の可能性を識別するセキュリティ監視ツールになる。このソリューションは、パターン認識を使用し、疑わしいネットワークトラフィックを特定する。ユーザーは攻撃の発信元と宛先の両方を見ることができ、対策が簡単にできる。クラウディアンは、トレーニング環境、アルゴリズム開発および継続的なアップグレードを可能にする大量の非構造化データの管理を行う。
今後、両社のソリューションは、特にヘルスケア、金融サービスの詐欺検出、セキュリティ、ロボットなどの業界に大きなメリットをもたらすとしている。

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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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