SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

ノンデザイナーのための「伝わる」ビジュアルシンキング

新聞とテレビのあいだをいく「Webメディアのビジュアル表現」

最終回

 本連載「ノンデザイナーのための伝わるビジュアルシンキング」は、「たのしいインフォグラフィック入門」の著者(ビジュアルシンキング運営)がノンデザイナーのために、ビジュアルシンキングの活用方法やコツを解説します。連載第6回目は海外Webメディアにおけるジャーナリズムへのビジュアル活用をテーマにします。

命に関する情報のビジュアル化

 前回の記事では、インフォグラフィックのWeb PR活用について書きました。

 最終回となる今回は、海外メディアのおけるジャーナリズムへのビジュアル活用事例を紹介します。

 1つ目は、CNNが公開した「CNN Home & Away」です。

 このコンテンツでは、アフガニスタン戦争、イラク戦争におけるアメリカ兵死傷者に関する情報を視覚化しています。

「CNN Home & Away」

 左側の地図は、兵士の出身地で、右側の地図は亡くなった場所を示しています。

 地図上をクリックすると、亡くなった方の名前や写真などの詳細情報が表示されます。

 フッター部の3つのグラフは、兵士の年齢、出身地、死亡時期の情報を示していて、たとえば年齢別グラフで21歳をクリックすると、地図上の情報も21歳のみに絞り込まれます。

「CNN Home & Away」

 なお、兵士の命に関するビジュアル化は、古くはナイチンゲールが試みています。

 ナイチンゲールは、1850年代にクリミア戦争で亡くなったイギリス兵の死因をビジュアル化して、ビクトリア女王への報告に使用しました。

クリミア戦争で亡くなったイギリス兵の死因

 image by Wikipedia

 このビジュアルでは、死因の多くが負傷によるものではなく、病気によるものであることを示し、衛生管理の重要性を説いています。

 2つ目の事例は、The Guardianです。

次のページ
サッカー選手移籍状況のビジュアル化

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
ノンデザイナーのための「伝わる」ビジュアルシンキング連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

ビジュアルシンキング 櫻田()

プログラマー、システムエンジニア、ウェブデザイナーを経て、2010年よりビジュアルシンキング運営。ピクトグラム、図解、インフォグラフィックの制作活動を継続中。著書に『たのしいインフォグラフィック入門』。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/5623 2014/03/03 08:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング