楽天グループ(以下、楽天)と楽天モバイルは、エージェント型AIツール「Rakuten AI」を楽天モバイル契約者専用コミュニケーションアプリ「Rakuten Link」に搭載し、本格提供を開始した。なお、本ツールは、専用ウェブアプリ(ベータ版)でも提供しているという。

2024年10月より、Rakuten Linkでチャット形式のAIサービスを提供しているが、Rakuten AIを搭載したことで、AIチャットと自動で提案されるプロンプトを活用した「楽天エコシステム」内の横断的な検索が利用可能となる。具体的には、ユーザーはテキスト入力、音声テキスト変換、または画像検索で問い合わせができ、AIが生成する追加質問に対して複数のプロンプトから回答を選択することで、求めている情報へアクセスできるという。

また、Rakuten AIの専用ウェブアプリ(ベータ版)は、AIチャット、AI検索、音声対話、翻訳、AIリーディング、コーディング、画像作成など、専門的なAI機能を提供している。

Rakuten AIは、2025年秋には「楽天市場」にも導入予定で、楽天エコシステム内のサービスにてエージェント型AIの展開を順次拡大していく。楽天市場では、統合された専門家エージェントを活用し、楽天が提供するEコマースサービスの利用状況から得られるユーザー属性や好み、購買傾向といった多様なデータを分析することで、一人ひとりに最適化された商品を提案するという。
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