2025年10月16日、SDTは、奈良県山添村と「生成AIの活用に向けた実証実験に関する連携協定」を締結した。

同協定に基づき、両者は生成AIを活用した実証実験を進め、地域社会の活性化に寄与することを目指すという。
山添村では、少子高齢化が進む中、限られた人的資源を最大限に活用し、効率的で質の高い行政サービスを提供することが重要な課題となっている。今回の連携により、山添村の地域特性に応じた生成AIの活用方法を探求し、村政運営の効率化と村民サービスの向上を図るとしている。
主な連携事項は以下のとおり。
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生成AIを活用した業務効率化のための実証実験に関すること
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生成AIを活用した価値創造及び地域課題解決の取り組みに関すること
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地域DXの推進、生成AIの活用に関すること
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村民サービスの向上及び社会の活性化という目的達成に資すること
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職員による生成AIの適切な活用を推進するための方針策定および支援に関すること
なお、実証実験ではSDTが開発した政策立案などの自治体業務に特化したサービスに、山添村の総合計画や各種調査結果、議会議事録などを格納。生成AIから山添村の実態を踏まえた回答を得られるとのことだ。実証実験では、以下の分野での活用を予定しているという。
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政策立案・企画業務の効率化
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各種文書作成の支援
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住民問い合わせへの対応強化
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地域情報の効果的な発信
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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