2025年11月13日、Sansanは、コメリにおける経理DXサービス「Bill One」の活用事例とその成果を発表した。

コメリは、店舗の運営やメンテナンス、新規出店にともなう建設関連の費用など、年間25,000件以上の請求書を受領している。従来は、受領した請求書の処理がすべて紙で行われていたため、各部門の担当者は請求書の振り分けや開封、押印、回覧に加え、仕訳伝票も別途作成し出力するなど多くの工数を要していたという。そのため支払処理を行う経理担当者へ請求書が届くタイミングは、締切日に近い月末月初に集中してしまい、支払遅延のリスクもあったそうだ。こうした課題を解決するため、Bill Oneの導入に至ったとしている。
導入後の運用と成果は以下のとおり。
請求書処理のオンライン化で、年間約7,000時間の業務削減を実現
コメリは、Bill Oneを活用して請求書1件あたりの処理工数を約3分の1に短縮し、年換算で約7,000時間の業務を削減。これにより、経理部門における月次決算の締め日を早期化し、より詳細な決算分析など、付加価値の高い業務に集中できる環境を実現したという。
請求書の一元管理で、ガバナンス体制を強化
全社の請求書をオンライン上で一元管理できるようになったことで、経理担当者は各部門の請求書の受け取りや処理状況を把握できるようになったとのことだ。処理が遅れている場合の確認や支援がしやすくなり、支払遅延のリスクを低減したという。監査や取引先からの請求書照会に関する問い合わせなどがあった際も、各部門や経理部門の双方で、オンライン上で過去の請求書を容易に参照し対応できるようになったとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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