アシストは、サーバーセキュリティ対策製品「SHieldWARE(シールドウェア)」を12月11日付けで提供を開始することを発表した。
SHieldWAREは、官公庁、金融、情報通信業などを中心に255社、11,200ライセンスの導入実績と販売開始から15年の歴史を持つ純国産のサーバーセキュリティ対策製品。独自の技術により、特権IDでの操作を含め、OS上で発生するすべてのファイルアクセスの制御やアクセスログの取得、ログの改ざん・削除の防止、違反アクセスのリアルタイム検知までを実現し、企業のサーバーに求められるセキュリティ対策上の課題を解決するとしている。
アシストでは、2021年末までの販売目標として30社への導入を目指している。また、導入企業に対しては製品の設定に加え、ログ分析を容易に実施するための「監査ログ出力シェル」、作業内容を追跡するための「キーロガーシェル」を提供するなど、SHieldWAREの活用を支援するためのサービスも合わせて提供していくという。
SHieldWAREの特徴について
(1)特権IDユーザーの権限乱用を防止
OS権限とは独立してファイルに対する操作制限が可能なため、特権IDユーザーも一般ユーザーと同様にファイル操作を制限可能。
(2)シミュレーション(テスト)モード搭載
アクセスを制御する前にポリシーの判定結果を確認するシミュレーション(テスト)モードを搭載。本番稼働中のシステムでも安全にポリシーの適用が可能。
(3)システム管理者による不正を防止
OSのシステム管理者以外のユーザーをセキュリティ管理者に割り当て、監査で指摘される職務分掌の問題を解決する。
(4)ログの信頼性を担保
改ざんや削除できない独自形式でログを取得する。ログはCSV形式に変更可能でサードパーティー製のログ分析ツールと親和性があるという。
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