NTTデータは、2021年1月1日にIOWNに関する専門組織「IOWN推進室」を設置することを発表した。
IOWN推進室は、要素技術の研究開発を推進するNTT研究所と、その研究成果を顧客に展開・事業化するNTTデータの各事業分野内をつなぐ組織である。
IOWN推進室が担う役割
顧客や社会に対して
要素技術として提供される研究成果を展開するにあたって、不足している機能の開発、技術者の育成、顧客へのプリセールスを通して、IOWN技術適用の推進を行う。
またNTTデータ社内関連部署との連絡会を設定し、具体的なターゲットごとに技術適用のロードマップを策定することで、研究成果適用に関する実行管理を行うという。
NTT研究所に対して
将来の社会課題やニーズに基づいた研究開発テーマ提供を行い、NTT研究所の研究開発を支援する役割を担うとしている。
NTTデータでは、IOWNに関する研究成果をSociety5.0における超スマート社会の実現に貢献していくという。そのために、事業と親和性の高いデジタルツインコンピューティング領域を中心とし、2021年度には100名規模の技術者を育成。その後、対象とするIOWNの技術領域をデジタルツインコンピューティング以外にも拡張しながら、2025年度にはIOWN関連技術者を500名規模に増強する予定としている。
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