SAPジャパンと大阪府は、1月26日、地域の活性化と大阪府民向けサービスの向上を図っていくことをめざし、8分野19項目にわたる連携と協働に関する包括連携協定を締結した。両者は、SAPジャパンが持っているグローバルでの知見や技術を活用して大阪府の社会課題解決を推進していくという。
主な取組み
中小企業へのIoT推進に向けた協力(該当分野:産業振興)
府内の中小企業が抱えるIoT導入に対する課題に対して、SAPジャパンが展開するソリューションによる国内外での成功事例やデザインシンキングのノウハウを活用したセミナーの開催を実施する。これにより、大阪府が掲げる「中小企業に最適なカタチでのIoT導入手法」に基づいた中小企業のIoT推進に協力する。
大阪府AI・IoT推進コンソーシアムへのツール提供による協力(該当分野:産業振興)
ものづくり企業とIT事業者、支援機関が気軽に情報や意見を交換できるネットワーク組織「大阪府AI・IoT推進コンソーシアム」において、SAPジャパンが持つコミュニケーションツール「SAP Work Zone」を試用し、コンソーシアム内のコミュニケーションの活性化を目指す。
国際的に活躍できる人材育成への協力(該当分野:教育・子ども)
府立高校において、国際的に活躍できる人材育成をめざし、グローバル企業であるSAPジャパンで働く社員によるセミナー(オンラインを含む)を開催する。
行政のICT化に向けた支援(該当分野:スマートシティ)
SAPジャパンの持つ知識やノウハウ、コンテンツ等を活用し、効果的なデータの利活用が可能な人材の育成を支援する。
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