NTTデータは、4月26日より、保険、スマートシティ等複数業界の大手企業と連携して、クラウド型健康管理ソリューションHealth Data Bank(ヘルスデータバンク)の「バイタル測定サービス」の有用性検証を開始することを発表した。
同サービスは、スマートフォンカメラの顔撮影で測定したバイタルデータの推定値に基づき、「個人の日々の健康管理」や「企業の社員ストレスケア、顧客接点強化」などを支援するという。個人(社員、顧客等)は、スマートフォン上にダウンロードした「バイタル測定アプリケーション」を使用し、スマートフォンカメラで顔を撮影してバイタルデータの推定値を測定。本アプリケーションの画面上に表示される測定結果や推移グラフを参照することで、自身の健康状態を過去の履歴とともに確認することが可能だとしている。
また企業は、Health Data Bankのデータベースで管理されている測定結果およびその他の情報(ストレスチェックやパルスサーベイの結果など)より高ストレス者を抽出し、業務見直し等の改善アクションにつなげることで、ストレスケアを要する社員の早期発見・対応が可能。さらに、Health Data Bankのデータベースで管理されている測定結果などと自社で管理している顧客情報などを組み合わせて分析することで、顧客の健康状態に応じた最適商品のリコメンドや商品効果のモニタリングなどが可能になるという。
同社は、本検証結果を踏まえ、2021年7月を目途に「バイタル測定サービス」の商用提供を開始する予定だとしている。
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