米AEG Sports(以下、AEG Sports)は、ファンのニーズなどを予測するために、「SAS Viya on Microsoft Azure」を使用していることを発表した。
AEG Sportsのアナリティクス・チームは、SAS Viyaを利用して、対面で試合を観戦することに対するファンの考え方を測るモデルを作成したという。コロナ禍でのファン感情を継続的に分析することで、個人の安全に対する関心や感情に基づいてメッセージをパーソナライズ、どのファンにファン離れ対策を行うべきか特定することができたとしている。
また同社は、SAS Viyaに組み込まれている機能を危機管理計画にも利用している。チケット発行、パートナーシップ、マーケティング、気象情報、医療専門家など、複数の情報源からのデータを迅速に取り込み、モデル化することで、パンデミックに起因する不確実性を軽減することができるという。
AEG Sportsのデータおよびアナリティクス担当シニアマネージャーであるマイク・マルソッチ(Mike Marsocci)氏は、「SAS Viyaは、様々なシナリオを分析し、適切なオプションを選択する上で役立ちます。今では無限のシナリオに左右されることなく、パラメータをその都度調整し、チームにとって最適な方法を迅速に決定することができます」と述べている。
さらに、モデル化の効率を継続的に向上させる同社の中心にあるのは、AIテクノロジーだという。これらのモデルからの出力の多くはデータの視覚化でありそれを活用し日々の業務をチャート化している。視覚的なレポートを作成できる能力の価値は、スケジュールが過密なホッケー・シーズンに特に高まるという。
Microsoftのマイクロソフトのクラウド・ソリューションおよびISVアライアンス担当ゼネラルマネージャーのロドリゴ・ロチャ(Rodrigo Rocha)氏は、「AEGのようなお客様は、ワークロードをシームレスにクラウドに移行し、新たな効率とリアルタイムの答えを発見することができるため、SASとMicrosoftの戦略的パートナーシップからメリットを得ることができます。デジタル・トランスフォーメーションはこれまで以上に重要になっており、組織は新しい顧客行動への適応を学ぶ必要があります。SAS Viya on Azureを利用することで、そのようなトランスフォーメーションを簡単かつ迅速に行うことができ、必要とされる具体的な行動に結びつくインサイトを即座に提供できます」とコメントしている。
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