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Red Hatとexida、車載用Linuxプラットフォームの提供を目指す

 米現地時間4月27日、Red Hatは、自動車業界向けに機能安全認証を受けたLinuxオペレーティングシステムを提供する方針を発表した。

 exidaと共同で開発される同オペレーティングシステムは、そのライフサイクル全体を通じて継続的にアップデートされ、重要な機能安全認証を維持するように設計されているという。基盤コンポーネントについてはRed Hatが開発およびメンテナンスを行い、exidaが継続的に認証するため、自動車メーカーとそのパートナーは、基盤コンポーネントの動作を信頼し、革新的なドライビング体験の提供に集中することが可能だとしている。

 また、同オペレーティングシステムは、先進運転支援システム(ADAS)から自動運転やインフォテインメントまで、実用ソフトウェアスタックの中で基盤的な役割を果たすという。現在の車載用ソフトウェアは、リスクを極力低減し、ミスを最小限に抑えて安全性を主張できるように、プロプライエタリーで制限のある、意図的に低速なコンポーネントに基づいているとしている。Red Hatは、車載用ソフトウェアにオープンイノベーションを付加するとともに、機能安全性を維持することで、よりセキュアなコンピューティングの大規模な実装とLinuxシステム構築の利点を実現する専門技術を、自動車のサプライチェーンに提供する方針だという。

 また、両社は車載電子システムの機能安全性を規定する国際規格であるISO26262の認証取得に向けた準備を進めている。Red Hat Red Hat Enterprise Linux シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのステファニー・チラス氏は、「Red Hatは、クリティカルなエンタープライズ・ワークロード用の基盤を提供することに精通しています。そして今や、exidaと協力することで、継続的に認証される初のLinuxベースの車載用オペレーティングシステムにより、その専門技術と、世界をリードするエンタープライズLinuxプラットフォームの機能を自動車業界に提供しようとしています」と述べている。

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