チームスピリットは、「TeamSpirit PSA」を2021年夏にローンチすることを発表した。なお、経費精算との連携機能は2022年夏以降にローンチ予定だとしている。
同製品は、適材適所の人員配置により人的資源を最適化することをサポートする「タレントアサインメント」に特化した製品。プロジェクトのマネージャーが要員計画を行う際に、各メンバーの稼働空き状況をいつでも最新の状態で参照することができるという。そのため、プロジェクトとしての生産性を高められるだけでなく、個々のメンバーの稼働率や負荷状況を考慮したアサインができ、過重労働の防止や納期の正確な予測が可能になるとしている。
また、メンバーのスキルや実績、過去のアサインメント履歴などの基本情報を一元管理できるため、プロジェクトに最適なメンバーをスキルや業種などの条件で検索し、マッチングさせることで人材のミスマッチを防ぎ、適材適所への人材配置が実現できるという。さらに、本年3月に公開したサービス「TeamSpirit EX」の勤怠管理、工数管理、経費精算、電子稟議、社内SNS、ダッシュボードなどの機能と組み合わせることで、より統合的なプロジェクトマネジメントを実現することが可能だとしている。
「TeamSpirit PSA」の主な機能(将来的な拡張予定機能も含む)
- プロジェクト工数計画・管理機能:プロジェクトおよびアクティビティを設定し、予定工数の登録が可能。プロジェクト開始後は、プロジェクトメンバーの実績工数が自動的に反映され、予実管理ができる
- アサインメント管理機能:アクティビティ毎にロール(人材要件)を設定し、プロジェクトマネージャーは、プロジェクトに必要な人材のアサインリクエストを申請できる。リソースマネージャーは、アサインリクエストに対して、スタッフのアベイラビリティを参照しながらアサイン可能
- タレントマネジメント機能:プロジェクトメンバーをアサインする上で必要となるスタッフの経験やスキル、資格といった情報を、スタッフ毎に登録可能。リソースマネージャーは、求められる人材要件を元に、最適な人材をアサインできる
- プロジェクト収益管理機能:グレード毎に設定された請求単価とコスト単価を元に、売上およびコストの計画および実績の締めを待つことなくタイムリーに把握することができる
- レポート・分析機能:ユーティライゼーションの予測や実績、プロジェクト毎やプロジェクトマネージャー毎のプロジェクト工数予実実績などをレポートやダッシュボードで把握することが可能
「TeamSpirit PSA」と「TeamSpirit EX」の連携効果
両製品の各種機能と連携させることで、プロジェクトのリソースに関する様々なデータを1つのプラットフォームに集約し、活用することができるという。たとえば、勤怠管理と連動させることで、36協定や改正労働基準法に対応した人材アサインメントが可能になるほか、経費精算と連動させることで立替経費や請求書による支払経費をプロジェクトに紐付けて管理することが可能だとしている。
【関連記事】
・チームスピリット。ADKホールディングスが「TeamSpirit」の勤怠管理機能を追加導入を発表
・チームスピリット、ドキュサインの電子署名と「TeamSpirit」の機能を連携し、テレワークを強化
・チームスピリットが資生堂による採用を発表、「TeamSpirit」で社内業務を一元化