三島市と日本オラクルは、市民や地域企業の利便性を向上させるスマートシティの実現と、それに向けたデジタル技術を活用した社会課題解決の検証を協働で実施する協定を締結した。
同市は、まち全体でデータ利活用を推進すべく「三島市スマートシティ推進協議会」を発足。同協議会では、三島の伝統的なまち並みや、重要資源である富士山から届けられる湧水の恵み、自然、農産物など既存の良さを活かしたいわゆるブラウンフィールド領域と、三島駅前の再開発のような新しいまちに合わせたグリーンフィールド領域のどちらも併せ持つことが強みだとしている。これを活かし、会員相互のネットワークづくりにより地域の課題解決を検討し、新たなサービスの創出や都市OS基盤構築の実証実験などを行っていく計画で活動しているという。
本協定により日本オラクルは、官民データを活用した市民サービス向上、IoTやAI、ロボットなどのデジタル技術を活用した市民生活の利便性向上に関する実証実験を企画。三島市の市民や企業と共同で、アプリケーションのプロトタイピングやワークショップの開催を通じ、同市のスマートシティ化に貢献するとしている。
三島市長 豊岡武士氏のコメント
三島市のデジタル戦略遂行、スマートシティ実現に、日本オラクルが参画することを歓迎します。カーボンニュートラルやサステナビリティに加えて、安全性が求められるスマートシティ構想において、日本オラクルは重要なパートナーになると期待しています。
日本オラクル 執行役 社長 三澤智光氏のコメント
スマートシティには、便利さや地域活性化に加えて、安全なデータの利活用が重要です。当社はこれまで、オラクルのクラウド・サービスの提供を通じて、お客様のデータ・ドリブンなデジタル・トランスフォーメーションを支援してきました。得られたノウハウとオラクルのテクノロジーにより、三島市の都市OS構築に貢献していきます。
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