東北大学サイバーサイエンスセンター(以下、東北大学)と日本電気(以下、NEC)は、量子アニーリングの研究推進に向けた取り組みを強化することを発表した。
NECが研究・開発を進めているシミュレーテッドアニーリングソフトウェアの評価バージョンを東北大学に提供し、同学は学内外の研究開発者向けに、スーパーコンピュータAOBAと組み合わせてシミュレーテッドアニーリング利用サービスを8月から開始。量子インスパイア型のシミュレーテッドアニーリング利用サービスの提供は、大学としては東北大学が国内初だという。
両者は、量子コンピューティングを活用した課題解決の実証環境を新たに東北大学サイバーサイエンスセンター利用者に提供することにより、学生や研究者の育成を加速。これにより、量子コンピューティング活用実証を進め、様々な社会課題の解決につながることを目指すとしている。
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