伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は、障がい者雇用を推進する特例子会社CTCひなり(以下、ひなり)と共同で、AIデータ分析の事前準備を専門に行うデータ準備(以下、DP)サービスを提供開始する。
本サービスでは、CTCが金融業を中心としたクライアントから受注したAIやデータ分析などの案件において、ひなりがデータの表記揺れや誤記などを整えるDP作業を実施するという。
本DPサービスは、エンジニアに代わって専門的にDP作業を請け負う役割を担っているとしている。
具体的には、Pythonなどを使用してデータを整形。用語の名寄せや、全角と半角を含めた表記ルールの適用、重複した用語の削除や異常値の除去といった作業を実施するという。クライアントは、整形したデータをもとに分析を行うことで、より精度の高い予測や判断が可能になるとしている。
ひなりでは、サポートマネージャーと、主に知的障がいがある社員がチームを組み、Pythonによるデータ整形を担当。金融分野における約1年間の試行期間を経て、定型的なデータの整形に関してはエンジニアと同等の技術水準に達しているという。
【関連記事】
・【編集部主催イベント】CTCエグゼクティブエンジニアが語る“クラウド時代のセキュリティ新定石”
・CTCとSAS、エンサイスの3社が医薬品販売データサービス開発で業務提携契約を締結
・伊藤忠テクノソリューションズ、オンプレミスのITインフラ環境サービスを提供開始