ウェザーニューズは、気象データと技術を活用するWxTech(ウェザーテック)サービスにおいて、製造業、小売業向けに商品の需要予測やデータ分析を支援する気象データセットの販売を開始した。
本サービスは、1kmメッシュの高解像度な気象予測・過去予測・実況解析データを提供。天気や気温、降水量など商品の売れ行きに影響がある気象要素のデータを、1kmメッシュの細かさで提供するため、店舗ごとのピンポイントな分析や需要予測モデルの構築に適しているという。
ユーザー企業は、本サービスを商品需要・来店客の予測モデル構築や、売れ筋商品と気象の相関分析などに活用することで、最適な商品発注や計画配送・計画生産、効果的なプロモーションなどを実現できるとしている。
また、今回はクラウド環境で気象データを提供するため、製造業・小売業者はクラウドに保存された気象データをAPIなどで取得可能。商品の需要予測や来店客予測などの既存システムと連携させることもできるという。
今後は、体感や花粉予報など、小売業特有のニーズがある気象データをラインナップに順次追加する予定だとしている。
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