味の素は、新たに「人財キャリアマネジメント基盤」を構築し、統合人財システムの運用開始を発表した。
今回同社は、人財マネジメント全体としての成果の最大化を図るため、人財マネジメントに必要な施策を改めて見直し、点在していたデータや施策の統合を実施。新たなプラットフォームとなるグローバル連携を見据えた「人財キャリアマネジメント基盤」を構築したという。
また、基盤構築にあたっては、デロイト トーマツ コンサルティングから技術・ノウハウに関する支援を受けるとともに、基盤の要となる新たな統合人財システムには、SAPジャパン「SAP SuccessFactors」を選定している。
運用を開始した統合人財システムでは、各従業員が有する強みや専門性、社内外での経験やキャリアなどのプロフィールを全社員に公開することにより、従業員は社内の人財や仕事に関する情報を自由に入手することが可能。これにより、自らのキャリア形成につなげることが可能だという。
さらに、従業員のキャリア支援や人財育成を1つの基盤で行うことにより、最適な人財配置を効率的に実現できるとしている。
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