日本IBMとセンシンロボティクスは、社会や企業インフラの安定稼働を目指し、AIを活用した保全業務ソリューションの開発に向け、業務連携することを発表した。
本連携により、両社は点検業務をはじめとした、保全業務ソリューションの最適化と効率化に着手するとしている。具体的には、ドローンをはじめとしたロボットによるデータ取得から管理・分析の業務自動化を実現するプラットフォーム「SENSYN CORE」と、日本IBMの設備保全統合管理システム「IBM Maximo Application Suite」、および「IBM Environmental Intelligence Suite」を連携する検証からスタート。これにより、人では状況確認が難しい高所や狭所などの領域において、ロボットが取得した画像や動画データを設備管理情報と統合でき、後工程のワークフローへの移行業務を自動化することができるという。

今後両社は、ロボットを用いた対象設備の異常検知、地理空間分析を用いた災害被害状況の可視化、そして異常箇所や可視化から得られた洞察に対する保全作業の管理など、保全業務のDXを加速させるソリューションの提供を目指すとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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