オカムラは、物流施設において、AIを搭載したロボットと遠隔操作技術を組み合わせた「PROGRESS ONE」の事業化に取り組むと発表した。同社は2016年から事業構想を検討していたという。
「PROGRESS ONE」は、AIを搭載したロボットによる自律ピッキングと遠隔操作技術を活用したハイブリッド型の物流自動化ソリューション。人が倉庫から離れた場所でロボット操作を行い、ロボット単独では難しい作業は遠隔でサポートする。また同ソリューションで用いるAI搭載のロボットと遠隔操作プラットフォームは、現在同社が開発を進めているという。
同社は、PROGRESS ONEにより、物流現場の自動化・省力化を実現するほか、時間や場所、身体などの制約によって物流現場での就労が難しい働き手に雇用を創出するとしている。
今後は、2022年度から現場で実証実験を行い、2023年度以降のサービス提供開始を目指すという。
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