Datachainは、NTTデータと共同でEthereum上のデジタル通貨とHyperledger Fabric上のデジタル資産とのDVP決済[※1]に関する実証実験を実施した。
実証実験では、Datachainが開発を主導する「Hyperledger Labs YUI」を用いてHyperledger FabricとEthereumの接続したほか、同社が開発を進める「Cross Framework」を用いて取引を同時に実行。その結果、DVP決済を想定した2つのアセットの同時交換が可能であることを確認したという。これにより同社は、より商用化に近いレベルでの検証に成功したとしている。
なお、Datachainは実証実験の結果を受けて、NTTデータら4社が共同で行った新貿易決済の実証実験に、インターオペラビリティに関する技術提供をしているという。
[※1]DVP決済:DVPはDelivery Versus Paymentの略称。証券等の権利の引渡し(Delivery)と代金の支払い(Payment)を同時に行うことで、元本リスクを削減する決済手法
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