Shoeisha Technology Media

EnterpriseZine(エンタープライズジン)テクノロジーでビジネスを加速するための実践Webメディア

テーマ別に探す

「Salesforce Village」の村長、吉野さんが東京勤務から白浜へ移住を決めた理由

2016/02/16 06:00

 新連載「テレワーカーに会いたい!」では、テレワークを実践している人々に会い、話を訊いていく。記念すべき第一回目はセールスフォース・ドットコムの吉野隆生さん。セールスフォース・ドットコムのテレワーク拠点「Salesforce Village」は、和歌山県白浜町にある。このビレッジの村長である、セールスフォース・ドットコム 白浜オフィス 白浜オフィス長の吉野隆生さんは、同社における総務省が進めている「ふるさとテレワーク推進のための地域実証事業」のプロジェクトには、最初の頃から関わっていた。そもそも吉野さんは九州宮崎県出身。3年ほど前にセールスフォース・ドットコムに転職した際、当時面接官だった取締役社長 兼 COOの川原さんに「九州に支店を作って、そこの支店長をやりたいです」と言ったのだった。そんなやり取りがあったためか、今回のふるさとテレワークのプロジェクトが立ち上がった際に、川原さんの頭に最初に浮かんだのが吉野さんだった。

 セールスフォース・ドットコム 白浜オフィス 白浜オフィス長の吉野隆生さん
セールスフォース・ドットコム 白浜オフィス 白浜オフィス長
吉野 隆生さん

 当初セールスフォース・ドットコムでは、白浜以外にもテレワーク拠点の候補地があった。1つは九州大分県。ここであれば、吉野さんは九州に帰れた。とはいえ社内には白浜を推す人がいた。「白浜は和歌山県や白浜町の受け入れのための熱意がとにかくすごかったのです」と吉野さんは振り返る。熱意だけではないが、最終的に同社が交通の便などさまざまな条件を加味して選んだのが白浜という場所だった。

 白浜に拠点を作ることが決まり、吉野さんはビレッジに赴任することとなる。その際、単身赴任ではなく家族全員での移住とした。

 「白浜は家族で住みやすい場所だと判断しました。ふるさとの宮崎に似ているところもあり、子どももここならいいねと言ってくれました」(吉野さん)

 吉野さんの仕事は、インサイドセールス部隊を率いるマネージャ。転職以前も同様の仕事をしており、この分野でのキャリアは10年以上になる。もともと前職では宮崎県で採用され、その後東京に転勤となり中国大連などにも赴任した。何度かの転勤や転職を経験し都会での生活は長いが、いずれは地元宮崎に帰ることも考えていた。そんな中での白浜行き。いくら宮崎と似ているとはいえ、まったくつながりのない土地への移住をなぜ決意できたのか。

 「これがただの転勤と考えたら、移住はなかったかもしれません。また場所が白浜じゃなく地元宮崎に戻るのでもダメだったでしょう。転勤だと、たとえば3年ほどすればまたどこかに移ることになる。場所が地元の場合は、失敗すればつてを辿って地元企業に転職すればいいとの甘えにもなります。つながりのない新しい土地で成功すると決め、一生ここで仕事を続ける。そのためには地元の人にも認知され、セールスフォースが白浜町の人のためにもなる存在になりたい。そう考えた時に、移住に行き着きました」(吉野さん)

 半年ほどの時間が経過し、「移住」という言葉の重みはひしひしと感じているそうだ。これには白浜に赴任する人の覚悟も必要だし、送り出す側の会社もそのつもりがなければならないと吉野さん。

※この続きは、会員の方のみお読みいただけます(登録無料)。


著者プロフィール

  • EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

    EnterpriseZine(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営するデータテクノロジー/企業セキュリティを中心に企業ITの最新動向を発信するITリーダー向け専門メディアです。

  • 谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

    EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーター ブレインハーツ取締役。AI、エキスパートシステムが流行っていたころに開発エンジニアに、その後雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダの製品マーケティング、広告、広報などを経験。現在は、オープンシステム開発を主なターゲットにし...

バックナンバー

連載:テレワーカーに会いたい!

この記事もオススメ

All contents copyright © 2006-2017 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5