Shoeisha Technology Media

EnterpriseZine(エンタープライズジン)テクノロジーでビジネスを加速するための実践Webメディア

テーマ別に探す

WatsonがTwitter上の誹謗中傷も防止する―IBM InterConnect 2017が開幕

2017/03/21 11:56

 米国時間の2017年3月19日、IBMのクラウド戦略を中心に紹介する「IBM InterConnect 2017」が米国ラスベガスで開幕した。20日に行われた最初のゼネラルセッションでは、「クラウド」「データ」「コグニティブ」を統一された一貫性のあるアーキテクチャのもとで提供するとのメッセージが発信された。

IBMはクラウド、データ、コグニティブを統一的なアーキテクチャで提供する

 ゼネラルセッションの進行役としてステージに登場したのは、Twitterのデータおよびエンタープライズソリューション担当バイスプレジデントでゼネラルマネージャのクリス・ムーディー氏だ。Twitterは3月21日に設立から11年を迎え、11年の時を経てパワフルなビジネスプラットフォームに変わった。企業はTwitterの発言から深い洞察を得られるようになり、さらに自分たちの顧客が何を考えているかを読み取ることも可能となった。

クリス・ムーディー氏
クリス・ムーディー氏

 「Twitter自身が経験してきたことをビジネスに提供できるようにもなった。その上、Twitterには極めて大きなオーディエンスがいます。これを利用すれば、ビジネスに大きな貢献ができます」(ムーディー氏)

 企業はTwitterを活用すれば、1to1の顧客対応が容易にできるようになる。自社で独自のモバイルアプリケーションを作ることでも1to1の対応はできるが、良いアプリケーションを作ったとしてもユーザーを集められるとは限らない。Twitterにはすでに莫大なユーザーがいるので、すぐに多くの顧客とコミュニケーションをとれるのが大きな優位性だ。さらにTwitterならばコグニティブも使えるという。

 IBMとTwitterは、2014年にツイートデータの分析サービス領域で提携している。全てのTwitterのデータを取り込んでWatsonで分析することも今では簡単に実現できる。すでにIBMとTwitterはさまざまな取り組みを行っているが、その1つとしてTwitter上の「アビューズ(中傷)行為」を防止する取り組みをIBMと実施している。「Watsonを使いTwitterで発言された言葉のニュアンスを分析し、Twitter上での誹謗中傷の攻撃を見つけ防止します」とムーディー氏。この取り組みは現在テスト中で、来年にはその成果を報告できだろうとのことだ。

 「今日明日のことを考えるのではなく、技術を10年、11年でどう活用できるかを考えましょう。その上で幅広いエクスペリエンスを考慮すれば、無限の可能性が広がるでしょう」(ムーディー氏)

※この続きは、会員の方のみお読みいただけます(登録無料)。


著者プロフィール

  • 谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

    EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーター ブレインハーツ取締役。AI、エキスパートシステムが流行っていたころに開発エンジニアに、その後雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダの製品マーケティング、広告、広報などを経験。現在は、オープンシステム開発を主なターゲットにし...

  • DB Online編集部(ディービーオンライン ヘンシュウブ)

    DB Online編集部 翔泳社 EnterpriseZine(EZ)が提供するデータベース/データテクノロジー専門メディア「DB Online」編集部です。皆様からの情報お待ちしています。 Twitter : https://twitter.com/db_online Fac...

バックナンバー

連載:DB Press

もっと読む

この記事もオススメ

All contents copyright © 2006-2017 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5