Nutanixは12月21日、「Nutanix Objects」と「Nutanix Files」に関するハイブリッドクラウドの新機能を発表した。
現在、AWS環境でのHCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)ソフトウェアの利用をサポートしており、今後はMicrosoft Azure環境への対応も予定している。また、新機能は既に提供を開始しており、利用可能だという。
新機能の主なメリット
- オブジェクトストレージ向けのクラウド階層化:Nutanix ObjectsにAWS S3などのクラウドストレージを含む、S3互換オブジェクトストアにオブジェクトデータを階層化できる機能が追加された。これにより、顧客企業はパブリッククラウドインフラストラクチャーを活用し、ストレージと保管にかかる長期的なコストを削減できるとしている
- ハイブリッドクラウド向けファイルストレージ:Nutanix Filesは、ハイブリッドクラウド対応のファイルストレージソリューションだという。これにより、ハイブリッドクラウドのファイルストレージの細かな制御が可能になる
- ディザスタリカバリ(DR)の簡素化:Nutanix ObjectsとNutanix Filesの目標復旧時点(RPO)を改善し、災害時にはデータセンターとクラウドを通じて、データの可用性を保証する。これにより、顧客企業はミッションクリティカルなステートフルアプリケーションをコンテナ化し、いかなる状況下でもビジネスの継続性を確保できるという
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