SAPは、独現地時間1月27日、顧客の包括的な変革を推進する「RISE with SAP」の提供開始を発表した。
RISE with SAPは、サブスクリプションベースで提供しており、サービスレベルアグリーメント、運用、サポートの責任主体が一元化されるサービスだという。SAPは、パートナーエコシステムとともに、以下によって企業のビジネスを変革するとしている。
- ビジネスプロセスの再設計:ビジネスプロセスインテリジェンスは、SAPのビジネスモデルと、顧客との連携の中で得られたプロセスの専門知識を基盤として構築されている。SAPのワークフロー、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)、およびその他のAIサービスとの接続により、インテリジェンスをビジネスプロセスに組み込むことができる
- 技術的移行の実現:同サービスには、クラウド環境でのイノベーションの活用を支援するための自動化サービスや、移行と導入の促進を支援するテクニカルアーキテクトからのサポートが含まれる
- インテリジェントエンタープライズの構築:SAP Business Technology Platformにより、企業全体でセマンティックレイヤーが一元化され、包括的なビジネス変革の基盤を構築できる
SAPのCEOを務めるクリスチャン・クライン(Christian Klein)氏は、「地政学的な緊張、環境問題、そして現在のパンデミックにより、企業はこれまで以上に急速な変化への対応を迫られています。このような変化にビジネスプロセスを迅速に適応させられることが企業の成功の要件であり、SAPはその実現を支援します。そしてそれこそが、RISE with SAPのテーマです。お客様は、RISE with SAPを活用してクラウドにおける新たなビジネス手法を次々と生み出し、常に業界を一歩リードすることができます」と述べている。
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