インテックとアシストは、生化学工業における全社規模のデータ活用基盤の構築に、インテックが提案しアシストが提供する製品群を導入したことを発表した。
生化学工業では、稼働していた会計システムの保守切れをきっかけに、基幹システムの構成見直しを行い、事業環境の変化に柔軟かつスピーディーに対応可能な経営基盤および情報基盤の整備が進んでいた。今回、基盤として採用されたのが、インテックから提案されたアシスト提供のソリューションだという。製品群はすべて、アシストのデータ活用ブランド「aebis(エビス)」にラインアップされている。
IT部門の負荷軽減と利用者のユーザビリティを重視し、ETLツールに「DataSpider Servista」、DWH基盤のデータベース製品は「Oracle Cloud Infrastructure」のDatabase Cloud Service、BIツールとして「Qlik Sense」を組み合わせたデータ活用基盤を構築し、2019年4月から順次リリースを開始している。また、国内2ヵ所に設置された工場のデータ可視化のプラットフォームとしても今回の基盤を適用しているという。
工場のデータ可視化のプラットフォームでは、生産状況や廃棄率、在庫などの情報をリアルタイムで可視化するアプリを現場主導で独自開発するなど、現場でのデータ活用が定着しつつあるとしている。今後はIoTセンサーから取得したデータをAI分析し、故障の予兆検知を行うなどデータ活用のさらなる高度化に向けて推進していく予定だという。
【関連記事】
・アシストとNCD、ChangeMiner活用による企業支援で協業
・アシスト、「SHieldWARE」を提供開始 特権IDを含む制御機能でセキュアに
・テスト時間削減と品質向上を実現 アシスト「UFT One」で自動化の仕組みを構築