福井大学 工学部 大学院工学研究科 産業創成工学専攻 経営・技術革新工学研究室(以下、竹本研究室)とエル・コミュニティおよびSAPジャパンは、福井県にて社会データ解析とデザイン思考を活用した地域課題解決への取組みを5月11日に開始することを発表した。
本取組みは、教員と企業などとの共同研究に学生を関与させた課題解決活動を支援する「FAA学ぶならふくい!応援事業」(福井県大学私学課)の補助を受け実施するとしている。
課題解決型学習(PBL)によるアントレプレナーシップ養成を活動方針としている竹本研究室は、社会調査と統計解析による理文融合領域の研究を行ってきており、統計データなどを用いた本質的な課題の探求、デザイン思考を用いた仮説検証、福井県内でのフィールドワークの実施、および地域課題解決のためのプロトタイプを作成し、課題解決の実践を目指すという。
若者による地域づくりの企画/推進/支援を行っているエル・コミュニティは、学生が提案する企画支援を行う。SAPジャパンは、デザイン思考の方法論とテクノロジーの知見を提供し、課題解決を支援するとしている。
産学官民連携の本取組みにより、福井県の地域課題解決を推進し、地域に根ざした実践型人材を育成することを目指すという。
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