Celonisは、日立システムズが業務プロセスの可視化・標準化を目的に、「Celonis EMS」を導入し、運用を開始したことを発表した。
本製品を導入したのは、SAP S/4HANAを基盤とした販売系システム、保守部門が利用する自社開発のフィールド作業支援システムだという。販売系システムは受注から作業指示、売上計上までの業務プロセスの可視化・分析・改善。フィールド作業支援システムは、障害対策関連の交換部品特定率向上や複数回出動抑止を目的とした業務プロセスに適用し、本年1月までに運用を開始している。
現在は、販売系システムの見積プロセス、購買プロセスなどへ分析対象の拡張を進めるとともに、コストに着目したプロセス分析、プロセス設計とプロセス改善のデジタライゼーションによる価値の創出に取り組み始めているという。また、プロセス設計/改善スキルを身に付けたエンジニアの育成を進めており、既に40名以上のエンジニアがCelonisのトレーニングを受講。さらに、自社で培った経験・知見を基にCelonisのディストリビューターとして顧客企業向けにサービスの提供を実施していくという。
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