日本オラクルは、NECネクサソリューションズが提供する小売業向けクラウド型本部&店舗システム「storeGATE2」の、アプリケーションおよびデータベース基盤のモダナイゼーションに「Oracle Cloud Infrastructure(以下、OCI)」および「Oracle Autonomous Database Dedicated」が導入されたと発表した。
新しいサービス基盤は6月から稼働し、エンドユーザー企業での利用が開始しているという。また、Oracle Cloud東京リージョンに「Oracle Autonomous Transaction Processing(以下、ATP)」を活用し、処理性能を向上するとともに、エンドユーザー企業がセキュアかつ安定した性能でサービスを利用できる基盤を構築。専有型の環境であるため、自社の管理要件を満たしながら、自律型クラウドにより運用管理コストを軽減し、より多くの人的リソースをエンドユーザー企業の満足度向上に資することができるようになるとしている。
同社は今後、新しいサービス基盤において、パブリック・クラウドならではの拡張性をもとに、さらなる顧客ベース拡大を目指すという。また、OCIや「Oracle Autonomous Database」を活用しながら、他の業務システムBIツールと「storeGATE2」の連携により、エンドユーザーにさらにメリットの高いサービスを拡充するとしている。
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