メタップスは、情報システム部門に所属している514名を対象に、転職に関する実態調査(調査期間は2021年9月30日〜10月6日)を実施した。その結果、4割が転職を考えていて、そのうち6割超が既に転職活動を行っていることがわかったとしている。
情シスの4割が転職を検討
「Q1.あなたは現在転職を視野に入れていますか。」(n=514)と質問したところ「かなり考えている」13.4%、「やや考えている」24.3%という結果になったという。
そのうち65.5%が「既に転職活動中」
Q1で「かなり考えている」「やや考えている」と回答した人に「Q2.実際に転職活動を行っていますか。」(n=194)と質問したところ「本格的に行っている」が21.2%、「少し行っている」が44.3%という結果になっている。
転職を視野に入れている理由、4割超が「経営者の理解が得られない」
Q1で「かなり考えている」「やや考えている」と回答した人に「Q3.転職を視野に入れている理由を教えてください。(複数回答)」(n=194)と質問したところ「業務や体制に関して、経営者の理解が得られないから」が43.3%という結果になったという。
「給料が低い」の声が多数、働き方に対する不満も
Q1で「かなり考えている」「やや考えている」と回答した人に「Q4.Q3で回答した以外に理由があれば、教えてください。(自由回答)」(n=194)と質問したところ「給料が低い」など待遇面への回答が2割にのぼった。また「残業が多い」など働き方に関する回答も多く見られたとしている。
自由回答(一部抜粋)
- 31歳:給料が低い
- 51歳:不規則
- 53歳:もっと大きなプロジェクトで活躍したい
- 39歳:業務が多忙すぎる
- 26歳:残業が多く家事と仕事の両立が困難
- 43歳:テレワークが100%ではないから
- 52歳:スキルに自信がある
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