コンカーは、東急グループの間接費管理基盤として「Concur Travel & Expense」をはじめとするSAP Concurソリューションが採用されたことを発表した。
Concur Travel & Expenseの導入により、経費精算や出張手配における申請者・承認者双方の作業時間削減につながるほか、モバイルアプリを活用することで、場所や時間を問わずに経費精算・出張手配を行うことが可能になったという。
また、規程違反の目視チェックと監査代行を行う「Auditサービス」や専門オペレーターが利用者からの問い合わせに対応する「ユーザーサポートデスク」、専門の担当者がシステムの運用支援と改善提案を行う「サービス・アドミニストレーション」、分析レポートを作成する「レポーティングサービス」といった各種アウトソーシングサービスをあわせて利用することで、間接業務のさらなる効率化と可視化を実現していく。
本導入により、一般社員の経費精算申請業務にかかる作業時間の48,000時間/年、上長・経理部門では52,000時間/年の削減効果を目指している。また、本ソリューションは、2021年7月を目途に東急に加え東急電鉄や東急エージェンシーなど東急グループ主要5社へ導入予定だとしている。
今後、先行して展開している会計システムの共通化における新たな経費精算プラットフォームとして連結子会社への展開を進め、デジタル経費精算と電子帳簿保存法に則した領収書の電子化を皮切りに、経理業務のデジタル化・ペーパーレス化を加速していくという。
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