SAPは、2020年第4四半期決算を発表した。
サマリー
- 2020年度、IFRSベースのクラウド売上17%増、Non-IFRSの固定通貨換算ベースのクラウド売上18%増
- カレント・クラウド・バックログ、固定通貨換算ベースで14%増の72億ユーロ
- 2020年度、IFRSベースのクラウド売上総利益率は1パーセンテージポイント増の66.5%、Non-IFRSのクラウド売上総利益率は固定通貨換算ベースで1.3パーセンテージポイント増の69.6%に達する
- 2020年度、IFRSベースの営業利益48%増、Non-IFRSの固定通貨換算ベースの営業利益4%増
- 2020年度、IFRSベースの1株あたり利益56%増、Non-IFRSベースの1株あたり利益6%増
- 2020年度、営業キャッシュフローは72億ユーロで前年比約2倍、フリーキャッシュフローは60億ユーロとなり、上方修正後の見通しを大幅に上回る
- 顧客ネット・プロモーター・スコアが上昇、従業員エンゲージメントインデックスが過去最高に
- 2021年の見通しはクラウドへの移行優先を反映
- QualtricsのIPOが成功
同社CEOのクリスチャン・クライン(Christian Klein)氏は、「世界トップクラスの企業がインテリジェントエンタープライズを目指して、続々とSAPを導入しています。SAPは、クラウドでお客様の変革を加速することで、ビジネスのやり方を再構築しています。好調のうちに2020年度を終え、新しい包括的なビジネス変革サービスである『RISE with SAP』の提供が始まったことを考えると、SAPは、新しい見通しの各目標に十分到達可能な状況にあると言えます」と述べている。
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