米現地時間4月15日、IBMは、イタリアのレッジョ・エミリアを拠点とするプロセス・マイニング・ソフトウェア企業のmyInvenioを買収することで、最終的に合意したことを発表した。
本買収により、ビジネス・プロセスをデータに基づいて特定するソフトウェアを提供。IBMのハイブリッドクラウドおよびAI戦略の進歩を加速し、ビジネスの自動化を実現するAIを活用したオートメーションの包括的なソリューションも提供されるという。なお、買収金額の詳細は公表していない。
今回の発表は、組織にビジネスの自動化のためのAIを活用したオートメーション機能をワンストップ・ショップで提供するIBMの継続的な投資を示しているという。この機能には、プロセス・マイニング、最近のWDG Automationの買収によるRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)、文書処理、ワークフロー、意思決定などが含まている。これらの機能はすべて、IBM Cloud Pak for Business Automationなどと統合され、Red Hat OpenShiftを基盤にすることで、どこでも実行可能となり全社規模での自動化に役立つという。
IBMによるmyInvenioの買収は、OEM契約に基づいている。買収が完了し次第、IBMはmyInvenioの機能を、IBM Cloud Pak for Business AutomationをはじめとするIBMのオートメーション・ポートフォリオに統合予定だとしている。
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